第1章 元気っ子 【八神陸】
それから、陸くんと付き合ってることを話した。
やっぱり、穂積先輩は気づいてた。
奈々ちゃんはオロオロしてて笑っちゃった。
でも、ピリカでの祝勝会。
とっても楽しかった。
これからはまた、この空間に入れると思うと嬉しくなった。
祝勝会が、終わり陸くんと手を繋いで帰る。
陸「菜々海がスト部のマネージャーか。」
菜々海「いや?」
陸「その逆!すっごく嬉しい!さらに頑張ろうって思う!」
菜々海「そっか。良かった。」
夕暮れ時。
二人の影が重なった。
それはどちらからというわけではなく、自然とお互いにだった。
触れた唇はとても心地よく、とても安心出来る体温だ。
つないだ手からのぬくもりを大事に残り少しの帰り道を二人で歩いた。
帰り道、二人はずっと笑顔だった。
この笑顔はずっと続く、お互いに改めてそう感じた日だった。
END