第8章 2年ズ【小日向穂積&門脇歩】
先生「じゃあ、これを…櫻田。解いてみろ」
菜々海「えっ。わ、k…。」
歩「x=4分の3、Y=2分の1ですぞ(小声)。」
菜々海「x=4分の3、Y=2分の1。」
先生「正解だ。」
菜々海「ありがと、歩〜(小声)。」
こうしてなんとか授業を切り抜けた私。
授業終了のチャイムと同時に穂積が振り返る。
穂積「歩くんがいて良かったね(笑)」
菜々海「ホント助かったよ〜。あの先生キラ〜イ。」
穂積「ななみんが寝るからでしょ(笑)」
菜々海「だって、眠くなる声を出す先生が悪いのでござるよ、小日向氏。しかし、さっきは助かりましたぞ、門脇氏。」
歩「いえいえ、拙者は少し手助けしたにすぎぬでごさるよ。しかし、小日向氏。」
穂積「どうされたかな、門脇氏。」
歩「次の時限は体育ですぞ。」
穂積「えぇ!?歩くん!早く言ってよ!って、ななみんは!?」
歩「もう行ったよ(笑)」
穂積「え!裏切り者!早く行こう!歩くん!!」
歩「ですな(笑)」