第2章 不器用なキミ【藤原尊】
そんなこんなで走っていたヒースさんと尊がこっちに来た。
ヒースさん顔が怖い。
そんなことお構い無し。
尊のとこにいく。
それから、ヒースさんに怒られて部活が終わった。
尊「菜々海。」
菜々海「どうした?っつ///。」
そっと繋がれた手。
不器用なキミ。
ほんとに、ちょこんと触れただけ。
それから、ちゃんと恋人繋ぎをする。
やっぱり、まだ、恥ずかしいのかな。
ほっぺが、少し赤い。
尊がふと言葉を発した。
尊「うれ、しかった///。外周のときの言葉すごく嬉しかった。」
菜々海「そっか。良かった(*^∀^*)。」
尊「あ、あのさ。」
2人だけでの帰り道。
もうすぐ家の前。
尊はいつも恥ずかしそうにまた明日のキスをする。
でも、その時は男の顔をする。
穂積が言ってた言葉を思い出した。
確かに、そうかもしれない。
不器用なキミは私の前では少し不器用じゃなくなる。
それに、いろいろ話してくれる。
ぽつりぽつりって、単語だけだったりするけど。
でも、それがすごく嬉しいんだ。
不器用なキミが大好きです。
END