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火神とバスケ

第12章 ウィンターカップ予選


「落ち着けって!」
「“怖いっ!”足がぁっ!!」
「“怖い”…………?」

私は言ってはいけない言葉を言ってしまった。

「ククッ……もっと怖がれよ」
「ひっく…うぅっ……大輝…」
「俺が怖い?ハッ、ざまぁねぇな。俺はこんなに可愛がってんのに、怖いはずがねぇだろ?」
「いやっ……離してっ…」
「誰が離すかよ。なぁゆあ…俺以上に誰がお前を愛せるんだ?」
「いやっ……いやっ…やだぁ…!!」
「俺に愛されてればいいんだよ。なぁ…どこが怖いんだよ?」


私が大輝に『怖い』って言うと、大輝なりに右足のことを思い出すんだと思う。

大輝なりに……
私に愛されないことを認めてる証拠なんだと思う。
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