【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第26章 関係
紅潮した頬。
潤んだ瞳。
滑らかで女性らしい白く透き通る肌。
そして身体に残るオトコの痕。
どれを取っても男を欲情させる。
「リア…。
先にシャワー浴びて、身体清めて来なよ」
このまま一緒に居たら、間違いなく襲ってしまう。
身体の熱が鎮まるまで身体を貫き、己の欲望のままにリアの身体を貪り尽くすだろう。
「リア…お願いだから…」
リアを傷つけてしまう前に。
欲求のままに彼女を求めたら、きっと壊してしまう。
身体も、この関係も。
リアに嫌われてしまうのが何よりも怖い。
「…」
すると何を思ったのかリアは自ら唇を重ねた。
その唐突かつ大胆な行為に、ギリギリ保たれていた理性はあっさりと崩壊した。
「誘ったの…リアだよね?
俺が必死で我慢してたのに…」
リアに抵抗する時間を与えず、押し倒した。