【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第26章 関係
「あっ…あっ…あぁぁ…」
「ん…っっ…」
喉元を大きく逸らし、果てたリア。
そして達する寸前で自身を素早く引き抜き、リアの腹部にかけるシャル。
「はぁ…はぁ…」
「ごめ…大丈夫?」
熱を吐き出し、頭の冷えたシャルはすぐにリアの体調を気遣う余裕が戻った。
「大丈夫じゃないですよ…」
掠れた声で答えるリアの目の端には、零れ落ちたであろう涙の跡がうっすらと残っている。
「!
ホントごめん…。
リアと居ると自制心が効かなくて…」
自分が不甲斐ないばかりにリアを傷つけまった。
「どうして待ってくれないんですか…」
「ごめん…」
今の俺には謝ることしか出来ない。
「私は…」
身体にかかった白濁の液を拭おうとせず、そのまま起き上がった。
「私は…ゆっくりスるのが好きなんです…」
「え?」
「その方が…長く繋がってる居られます…から」
「っ…」
ドクン、と自身にまた熱が集まり始める。