【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第3章 前日
ハンター試験前日。
ネテロさんからとある場所へ来るように、との連絡が朝早くに入った。
指定された場所まで脚を運ぶと…。
「遅いわい!」
来て早々に怒鳴られた。
「時間丁度ですけど」
遅いも何もない。
「5分前行動は常識じゃろ」
ご立腹した様子。
「会長、そんなことより話を始めましょうよ。
試験は明日なんですから」
背丈の低い緑の豆のような男性、ビーンズがネテロさんをたしなめた。
「ふむ、そうしよう。
まず試験内容じゃが…」
「私は聞かなくて結構ですよ。
ボロを出しかねませんから」
今居る試験官は私だけ。
3次試験官以外は4次の試験官が誰であるか知らされていない。
ただ居る、ということだけしか知らないのだ。
その方がスリルがあって面白いじゃろ、だそうだ。