【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第10章 最終試験
「それはこれまでの試験成績じゃよ。
成績順にトーナメントを組んでおる」
「けっ…。
こん中で俺が1番成績悪いってことかよ」
「そうなるの。
これは全試験官の意見を踏まえた結果じゃ」
「チッ…」
イラ立ちを露わにさせ、舌打ちをする。
「さっさと始めよーぜ。
てめェらの目が節穴だったことを証明してやんよ」
「そうじゃな。
あ、1つ言い忘れておったが。
最終試験は相手を殺してしもうた時点で失格じゃ。
それじゃあ始めるとするかの。
第1試合、クロロ対シャルナークじゃ」
「げ…団長とだ」
名前を呼ばれた2人が場内へと脚を踏み入れる。
「どんな方法であれ、外に出せば勝ちじゃわい。
では改めて…始めいっ」
合図と共に行動に移すことはしなかった。
「うーん…団員同士のマジ切れご法度なんだけど。
これってマジ切れになっちゃうのかな?」
1人頭を悩ませている。