第1章 6人の幼馴染がいます。
トド松:え〜来てよ〜お願い来てよ来てよ来てよ〜
瑠璃:行かない
トド松:じゃあ瑠璃ん家行っていい?
瑠璃:余計だめ
トド松:俺ん家来ないんだったら瑠璃ん家行くよ?いいの?行っちゃうよ?
瑠璃:ダメだって
トド松:瑠璃、僕たちの家に来ないと本当におそ松兄さん瑠璃の家に行くつもりだよ!?byトド松
瑠璃:トッティまで!?
byトド松、とLINEの末文に書かれているから、多分、6つ子の末っ子のトド松であるトッティに違いない。
トド松までも、松野家に連れて来させようとしている。
トド松:ほら!!一松兄さんも来てって言ってる!!
瑠璃:いや、聞こえないから!!
トド松からのLINEに、四男である一松について書かれてあったので、一松からのLINEが来るかと思って少し待機していたけど、来る気配なし。彼はネガティヴ、Mという根暗な性格らしいけど、私からしたらどSだしある意味明るい性格をしてると思っている。
トド松:とりあえず来てね!!
トド松:来いよ〜!!!
多分、トド松とおそ松からのLINEが来て、これは断れないなと思った。これ、行かないと本当に私の家に6人が上がりこんで来る。
瑠璃:わかりました行きます。早くて30分後、遅くて一時間後に着くと思います。
トド松:なんだよ〜いきなり固苦しくなっちゃってさぁ〜!!
瑠璃:わかったから!とりあえず待ってて!!
トド松:ねぇ!お願いなんだけど〜
トド松:お水6本買ってきてくれない?
トド松:一生のお願い!!
瑠璃:わがまま多いな〜…買っていくから待ってて!
トド松:さっすが瑠璃〜!!頼りになる〜!!
トド松:待ってるね!!
お水6本買ってこいという我儘に、面倒臭いと思うより、お酒とかジュースじゃなくていいんだ、と疑問に思った。でも、お水を選んだ辺り少しは遠慮してるのかな、とか思ったけど、買ってこさせるんだからそんなことないな、という結論に至った。
とりあえず、今日は何もないフリーの日だと思っていたのでもちろん化粧なんてまったくしていない。あの6つ子に会うだけとは言え、「うわ〜どスッピンだ〜引くわ〜」と言われたことがあるので、二度と言われないためにも一応化粧をしていく。