• テキストサイズ

烏と猫と梟と。《ハイキュー!!》

第13章 夏休み合宿~四日目~。



あの後、クロはなかなか下ろしてくれなかった。お陰で顔から火が出るくらい恥ずかしい思いをした。

自主練を終え、お風呂も入りった。スマホを見ると、これからキャプテンミーティングをやるってクロからメールが来てた。


―*―*―*―*―*―*―*―*―*―

To:日向朱里
From:黒尾鉄朗
件名:ミーティングだよ~ん(ゝω・´★)

昨日の部屋でミーティング
UNO持って集合
拒否権無し、強制参加な

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―


…おい、とりあえず数ヶ所つっこませろ。

題名、何あれ。ばっちりウィンクしてんじゃんかい。クロが使うとやたらと薄気味悪いわ。てか"だよ~ん"とか何?どこぞの六つ子のキャラクターだよ!?

UNO、なんで持ってきたこと知ってるの?もしかして荷物あさったとか!?拒否権無しで強制参加って…

『どんだけ勝手だよ…』

「もひもひ、朱里ちゃ~ん?」

もぐもぐとプチシューを頬張りながら、雪絵さんが訊いてきた。

「どうしたの~?」

『ちょっとUNOしてきます。呼ばれちゃって…しかも拒否権ないです』

「あらら~」

「あ~らら~」

雪絵さん全然あらら~って顔してない。むしろニヤけてるよ、かおりさんも。よし、探りを入れてくる前に、退散しよう。

荷物からUNOを引っ張りだし、先に寝ててくださいと言った。そんなに遅くなるつもりでいるの?と潔子さんに言われた。

『なるべく、いや、すごい早く戻ります!』

そう言って、昨日ミーティングがあった部屋に足早に向かった。


      
/ 286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp