第6章 恐怖の期末テスト。
ガツガツとチキンにかぶりつく影山くんにふと、訊いてみた。
『影山くん今日どうするの?』
「へ?」
『泊まってく?明日から土日だし、部屋なら余ってるけど…』
「いや、でも迷惑じゃ…」
「飛雄くんも泊まってけよ、翔陽は泊まってくだろー?」
「泊まってっていいの?ヤホーイ!」
「俺も、お言葉に甘えて…」
わーいわーいと子供みたいにはしゃぐ翔ちゃん。影山くんもボゲェといいつつ、なんだか楽しそうだ。
『じゃ、兄さんまだお酒入ってないからいいよね。二人の勉強見てあげて。私シャワー浴びてくるから』
「いってら~。よし、二人とも青司さんに任せなさーい!」
兄さんに強制的に任せたから、早く入っちゃおう。翔ちゃんと影山くんも入るんだろうしね。低めのお湯に温度を設定して、お湯を頭から浴びた。
肩まである髪をシャンプーでがーっと洗ってリンスをつけた。ちなみに私はEssential。リンスをつけたまま、ボディーソープで体を洗う。体が泡だらけになったら、蛇口をひねって水を出した。シャワーから勢いよく水が出て、泡を洗い落としていく。
急いで体を拭いて、部屋着を着た。といっても、短パンにTシャツだけど。換気扇のスイッチを入れ、髪を乾かすのもそこそこに部屋に向かった。
『ただいま、次入るの誰?』