第1章 ~第一章~幸せな日常
――――――…
「ごちそうさまでした」
部屋で私がご飯を食べ終わると、レオは私を見てにっこりと笑った
レオ「…しばらく、食欲がないみたいで心配してたけど今日は食べれたみたいだね」
そう言ってレオは満足げに、私の食べ終わった後の食器を見た
(…レオ、私が疲れて食欲がなくて、寝不足だったのも全部知ってたんだ)
私のことによく見ていて、いつも気を利かせてくれるレオを愛しく思い、私は頬を綻ばせた
「レオ、いつもありがとう」
そう言うとレオは少し照れ臭そうに、私の髪を優しく撫でてくれた
レオ「俺は別に何もしてないよ。…それよりユヅキちゃん、明日は確かルベント王国の舞踏会だよね?」
「え…?うん、明日はレオと一緒にダンスをお披露目するんだよね」
「…でも私、ダンス上手く踊れるかな…?しばらくあまり踊ってないから少し心配…」
そう言って思わず俯くと、レオは安心させるように優しく微笑んで、私の唇へと軽く触れるだけのキスをした
レオ「俺に任せて、ユヅキちゃん。可愛い俺の奥さんが恥をかかないよう、しっかりリードするから。だから明日に備えて今日は寝ようか」
そうして私達は抱き合いながら、また深い眠りへと落ちていった