第10章 【番外編】副船長の過去
ペンギンはため息をつくと血の池に倒れている海賊団に近寄り、その中から良い銃を数個回収する。
シ)「ペンギン~!
お疲れ様、何してんだ?」
ペ)「お前にプレゼント。
ほら、銃」
シ)「げっ…俺銃は…」
ペ)「ばーか。
海賊なんだから銃くらい撃てるようになっとけ。」
そう言うとペンギンはシャチの頭を銃床でコツン、と軽く叩く。
ロ)「おい、出航するぞ早く乗れ」
ローの言葉に2人は顔を見合わせると走って船に乗り込んだ。
懸賞金2億のルーキー、トラファルガ・ローを乗せたハートの海賊団を影で支える男、
副船長のペンギン。
世間に名前こそ知られていないが、
この男、何をやらせても優秀だった。
銃、剣術、体術。
それに加え、悪魔の実の能力。
海軍に目を向けられるとすぐにでもその首に億の値がつくだろう。
今回は、そんな彼の昔の話。