第3章 小競り合い
クレアの最後の言葉に首を傾げるエースを横に、まだ全ての謎が解明出来ていないマルコは続きを聞こうとするも、外が騒がしいのに気づくとイゾウが部屋に入ってくる。
イ)「よし、いるな。
クレア、しばらく奥に隠れてろ。」
マ)「どうかしたのか?」
イ)「なんてことねぇけど、海軍の船が2隻。
大将は乗ってねぇからすぐに片はつくだろうけど一応な。」
エ)「よし!なら俺がぶっとばしてくる!」
マ)「お前さんも、ちっとは大人しくしといた方がいいだろ…
多分クレアだけじゃなくてお前の首も狙われてるだろうしねい」
イ)「それに寝てねぇし食ってねぇしでさっきから顔色悪いぞ、お前」
イゾウとマルコに止められると不機嫌そうに口を尖らせ、それならクレアとゆっくり奥にいるか。と考えをまとめる。
エ)「クレア!一緒に奥に行ってようぜ……って、あれ?クレアは?!」
イ)「…今変な方向に風がふいたんだが、それか?」
マ)「それだ、止めるよい!」
マルコの声に全員でバタバタと部屋の外に出ると、近くにいた海軍船の方が騒がしくなっていた。