第2章 白ひげ海賊団
クレアはエースの言葉に首を何度か小さく縦に振る。
貴)「は、い………!!」
周りから飛んでくる野次を無視してエースはクレアを抱き上げる。
白)「グララララ…!
決まりだな!お前ら!新しい妹を傷付けんじゃねぇぞ!」
野次は返事に変わり、どこからか
「今日は宴だーーー!!!」
という声が聞こえ、それと共に準備が始まる。
エ)「クレア、なんか強引になっちまったけど…一緒に旅出来ること、すげぇ嬉しい。
…あんまり海賊好きじゃないの知ってるのにわがまま言って悪い。
でも、ここにいる奴らはいい奴らばっかりだ。俺が保証する!!」
貴)「私もエースさんと一緒に旅出来るなんて、夢みたいです…
はい。エースさんと出会って、嫌な海賊ばかりじゃないこと、知りましたから」
エースは少し間をあけて、嬉しそうに「そうか」、と呟いた。