第2章 白ひげ海賊団
白)「…なんか変わったのか?
聞いた話なら俺ァティーチに能力を取られていたらしいが…」
イ)「クレアに生き返らせてもらった後も普通に使えてたよな?」
貴)「…まあ、とりあえず返したということで」
マ)「…」
白ひげは乱していた呼吸が整ったクレアの言葉を聞いて、1度だけ首を傾げるも口を開く。
白)「まあいい…で、話ってのはなんだ?」
貴)「…看病までしていただいたのに何もお礼が出来なくて申し訳ありませんが、
船、降りさせて頂きます」
エ)「え…な、何言ってんだよ…!
そんなに体調悪いのに船降りてどこ行くんだよ?!村までバレてんだぞ!」
エースはクレアの両肩を掴むと顔を顰めて力を込め、白ひげを見る。
エ)「親父!クレアを仲間に入れていいよな!?」
貴)「え、あの…!私海賊には…」
白)「俺ァ歓迎するし誰も反対する奴はいねぇ。
…それに呼んだのは他でもなくその話だ」
エースは白ひげの言葉に、嬉しそうな顔をクレアに向けるが、本人は首を振りエースを僅かに突いて離す。
貴)「入りません…」
エ)「え?」