第2章 白ひげ海賊団
貴)「能力も返さないといけないので」
まだ顔色が悪いのに微笑む様子に少しだけ眉を顰めた時にマルコとイゾウが入ってきた。
マ)「親父に話がしたいって言われたんだが…今いいか?」
エ)「ああ、今丁度……クレア、体調は大丈夫か?
今起きたばっかりだし後でも…」
貴)「いえ……白ひげさんさえ良ければすぐにでもお願いします。」
ベットから立ち上がるとマルコの案内を受けて部屋を出る。
その姿はどこか頼りなくふらついていて、エースはその背中を不安気に見守っていた。
~デッキ~
エ)「ん?なんでこんなに集まってんだ?」
4人が外に出ると白ひげを主に隊長、他に隊員までもがほぼ全員集まっていた。
マ)「親父、連れて来たよい。
クレアも丁度話があるらしい」
白)「ああ…来たか。
先日は大切な俺の息子と…俺まで助けてくれたことに感謝してる…礼を言わせてくれ。
先に用事を聞こう、なんの用だ?」
貴)「ッ…すい、ません…
先に能力を返させていただきます…」
苦しそうに呼吸をするクレアにエースが手を掴む。
エ)「おい、無理するな!」
エースの声にクレアは首を振ると反対の手を白ひげに向ける。
貴)「《ロヴ・インフレクト》」