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名もなき恋物語【ONE PIECE】

第2章 白ひげ海賊団


イゾウの言葉に、全員がクレアに視線を向けると同時にクレアが目を開く。

エ)「クレア!!!」

エースは喜びに任せてクレアを力いっぱい抱きしめる。

マ)「おいおいエース、あんまり力入れてやるなよい。」

イ)「仲のいいことで。…邪魔者の俺たちは親父に報告してくるとするか。」

マルコとイゾウは顔を合わせると、2人を残して部屋を出る。

貴)「エースさん…よかった…」

クレアは自分の体を包むエースの体が温かいことに頬を緩める。

エ)「お前5日間も起きなくて…本当によかった…!!!」

貴)「5日間…も、ですか…」

エースの言葉にクレアは少しだけ驚いた顔をするも、すぐにどこか困った顔をする。

エ)「な、なあ、クレア…」

貴)「エースさん」

少し口ごもるエースの言葉を遮り、クレアは話をもちかける。


貴)「白ひげさんに、会わせてもらえませんか…?」

エ)「…あ、ああ!親父なら寧ろ歓迎してくれると思うぜ!」

エースは突然の言葉に一瞬狼狽えるがすぐに笑顔になり、またすぐに少しだけ不安そうな顔をする。

エ)「…なんか話あるのか?」

貴)「ええ、少しだけ…」


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