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名もなき恋物語【ONE PIECE】

第2章 白ひげ海賊団


イ)「おいおい、病人がいるのにそんな大声出してていいのかよ」

マ)「ちっ…なんの用だよい」

分が悪そうに頭を掻き、入ってきたイゾウを見ると手にしている紙に気づく。

イ)「察しはつくと思うが………


……クレアの首に懸賞金がついた。」

マ)「額は。」



イ)「3億5000万ベリー。」


マ)「…最近のどのルーキーより高いねい…」


イ)「記事読むぞ。

【与奪者
リヴァリス・クレア

先日の戦いで突如姿を現した青年は、
クリング村出生のリヴァリス・クレアという名の女であることが判明された。

リヴァリスは、とりとり(取り取り)の実を食べ、与奪する力を持っている。

尚、奪った力等は自らの力にすることや他人に与える事が出来、容姿や、悪魔の実の能力の受け渡しが可能とされている。

現在手にした能力数、不明。

先日の海軍本部で起きた事件の中、白ひげの船に乗船した姿が見れたため、白ひげの船に乗船されていると予想。

現在海軍が解析中。】

…だってさ。」


イ)「こないだのことで、今も海軍は必死になって探している。

俺たちはもちろん、この子だって海軍にも賞金稼ぎにも狙われるようになるぞ。」

マ)「親父はなんて?」

イ)「親父は………ん?今、動かなかったか?」
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