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名もなき恋物語【ONE PIECE】

第15章 けんもほろろ


ロ)「お前は数週間前、海軍本部で能力を使って戦った。

…覚えているな?」

ローの問いかけにクレアは小さく頷いた。

覚えているかを尋ねたというより、

ローは話を聞いているか、意識がはっきりしているかを尋ねたらしく。

声のない応答を見て話を続けた。

ロ)「その力は前代未聞。

普通の能力かと思えば、

他人の能力を奪い、

自分の物にし、

それを使った。

与奪の力を持つとりとりの実。

…更に四皇白ひげ、ゴールド・ロジャーの血を引く火拳屋を生き返らせた。」

貴)「…」

ロ)「だが、そうじゃない。」

ロ)「お前はその能力を見せた。

全世界にその存在を知らしめた。



…いや、そんな遠い話じゃねぇ。」


ぐっと手に力を込めるとローは眉間にきつく皺を寄せる。



ロ)「お前は!


その場にいた!



ドフラミンゴに!!!



その能力を知らしめた!!!」

貴)「…っ?」

ローの解答についていけないのか、身に覚えのない名前にクレアは眉を顰める。

しかしそんなクレアに構うことなくローは更に口を開いた。


ロ)「あいつは必ずお前の能力を欲しがる。



とりとりの実、究極の技…







“万物寄進”の能力を……!!!」
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