第2章 白ひげ海賊団
マ)「…エース。
いい加減休めよい」
マリンフォードでの出来事から、5日がたった。
エースは動けるようになり、能力も復活。
白ひげも持病は変わらずとも、あの戦いで1度死んだとは思えない程に、無傷に等しかった。
しかし、それらの原因をつくったクレアは
5日がたった今日まで、1度も目を覚まさない。
船に乗せ、ナースに看せたが原因は不明。
ただ、医者じゃなくても衰弱していることは明らかにわかった。
エ)「……」
マ)「おい、聞いてんのか?!
お前ろくに食事も睡眠もとってねぇだろ!
こいつが起きた時お前が倒れたらわけねぇだろい!」
エースはマルコに返事をすることも見ることもなくただ寝ているクレアだけを見つめている。
いつもの元気がないのはあの日から続いており、一味全員で気にかけていたのだが、エースはそれに応えなかった。
あまりに生気がないエースの姿にマルコは無理矢理こちらを向かせるため胸倉を掴むように首にかけられたネックレスを掴む。
マ)「いい加減にしろよい!
いつまでしょぼくれてんだてめぇは!!
クレアが起きた時そんな情けねぇ顔を向けんのか!!!」
叫んだと同時にガチャリと扉が開く。