第13章 差し引きゼロ
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〜会議室〜
ぺ)「___…つーことで、あと約4日後。
次の島についたらすぐに拠点を確認。
終わり次第攻め込む形で。
…報告は以上です、船長」
報告が終わり、大体の流れを確認するとペンギンさんはローに視線を送る。
ロ)「ああ。
殆ど全員で攻めに行くが…いつも通り、船番に当たってる奴らは船を頼む。」
ロ)「あと、シャチ。
今回はお前も船番だ。」
シ)「…………え?」
ロ)「作戦は以上。
攻戦組は当日、詳しく指示を出す。」
シ)「ちょ、待ってくださいよ!
なんで俺も船番なんですか?!
俺、今回仕事組で…」
ローの言葉に目を見開き、抗議するシャチさんに全員の視線が向けられた。
ロ)「なんでもだ。
指示を聞けない理由があるなら受け入れるが」
シ)「そ、れは…無いですけど…」
ロ)「なら決まりだな。
全員持ち場に戻れ。」
小さな声で返事を告げるシャチさんに圧をかける様にそう言い放つとローは会議室を出る。
その後を追う形でペンギンさんが会議室を出て、ローに話しかけている背中を見て近くの部屋に入った。
貴)「……作戦、あんまりわからなかったな」
ペンギンさんにお風呂に入る様に言われ、2人と別れた後。
私に隠す様に始まる会議が気になって、能力で姿を消して覗いてた。
だけど、作戦は聞けても理由とかは聞けなくて。
わかったのは4日後に着く島で、ある海賊と戦うこと。
あと、何故かシャチさんが船番。
貴)「…どうせ私も船番だろうから、話し相手になって貰おうかな」
そんなどうでもいいことを呟いて、私は今日買ってもらった服を手に浴室へ向かった。