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名もなき恋物語【ONE PIECE】

第13章 差し引きゼロ



ローにとってはかなりふざけた内容を真剣な声で尋ねるペンギンに確実な怒りを覚える。

ロ)「おい、仕事してねぇなら正直に言え。」

ぺ)『やだなー、してますよ。
収穫もバッチリ。』

ロ)「…なんで連絡を寄越さなかった」

ぺ)『邪魔しちゃ悪いと思って。

なあ?』

ペンギンの同意を求める声に続き、『なー』と聞こえたシャチの声にローはため息を吐く。

ロ)「ふざけたことばっか言ってねぇで報告しろ。

どこにいる」

ぺ)『残念ですがもうここには。

でも次に向かっている島ならわかってます。

うちの船なら追いつくかと。』

ロ)「何日かかる」

ぺ)『中々。
4日前に出たあいつらが次の島に着くまであと3日程で、俺たちが今から出て追いつくまで4日。

次の島はログが溜まるまで3日はかかるんで余裕はあります。』

ロ)「全員にそう伝えろ」

ぺ)『あいあい。

…ところで船長』

ロ)「なんだ」

ぺ)『仕事も“後片付け”も終わらせたんで、俺らも遊んでも?』

ロ)「…好きにしろ」

ローの言葉に、でんでんむし越しに喜びの声とハイタッチの音が聞こえた。
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