第2章 カラ松一日体験〜導入、おそ松編〜
「よぉーーし!んじゃカラ松!にーちゃんと一緒にお馬さんに会いに行くか!」
「おう、頼むぞ兄貴!」
着替える時にカラ松に身体を見ていいという許可を取るのを忘れていたため目を逸らしながら着替えた(少し視界にはいっちゃったけどめっさいい体しとるな兄ちゃん…)
競馬とか初めて行くなぁ、ルールとか全くわかんないけど大丈夫かな?別におそ松の隣でモツ煮込み食べながらおそ松を穴開くほど眺めてよーーっと。(カラ松悪い!モツ煮込みずっと食べてみたかったんだよね、財布借りるよ!)
ゆっくりとおそ松とたわいもない会話(楽園)をしながら競馬をしているドームに向かっている時だった。
おそ松はへらへらとしながらも真剣な瞳でこちらを見た。
「なぁ、今日はカラ松ガールのナンパ行かないんだなぁ
それにみんなと一緒に行動したいとかめっずらし〜、なんかあったか?」
(おそ松兄さんマジ兄さん‼︎やっぱりこの行動は不自然だったかー!でもしょうがないじゃーん!どうやって流そうかな)
「……フッ、心配は無用だぜブラザー!ひ、久しぶりにブラザーとの仲を深めるともいいと思ってな!」
正直言おう。カラ松語マジむずぃ…アイラブコンセンツアーハァー↑ン?
「ふーーん?何もないなら良いんだけどさ?あ、着いたぞカラ松!今日は何か調子良い気がする!」
「それフラグ」
聞こえないくらいの音量でボソッと呟く、おそ松には聞こえなかったみたいでご機嫌に鼻歌を歌いながらお馬さんの券を買っていた。
「なんだよー、カラ松ぅ…お前は買わないのかよ!」
「今日は兄貴を眺めるお仕事をしようと思うからな、モツ煮込み食べながら」
さっき、券が売ってる近くにモツ煮込みが販売されていて、それを見つけた私が見ていると「モツ煮込み食う?」と聞いてくれたので「食べたい!」とテンション高く返事をすると笑いながら二人分のモツ煮込みを買いに行ってくれた。
財布をポッケから出してお金を渡そうとしたら「今日は兄ちゃんの奢り!喜べ!」と右手に持っていたモツ煮込みを渡してきた。
はぁあんんッおそ松兄さん素敵ッ‼︎可愛い‼︎流石人間国宝のカリスマレジェンド‼︎
「ありがとう、でも良いのか?」
「いーのいーの、気にすんなって!ほら、もう直ぐ始まるから移動すんぞ!」
「分かった」
そして今私はモツ煮込みをモグモグ食べながらおそ松を眺めている。