第17章 また会いたいなぁ
「…………んっ…」
デカパン博士がボタンを押した瞬間今まで目に映っていた機会やデカパン博士、ダヨーンが真っ白い光りで見えなくなった。その光は目を開けてられないほどの眩しさで俺は思わず目を瞑った。
強い白い光が無くなった事を確認してから目を開けると前一度来たことのある場所だった。
そこは、初めてに出会った場所。
ここに来てと会えるという自覚が湧いてきたのかなんとも言えないワクワクとドキドキが身体中を巡る。
(本当に、また会えるんだなぁ…………)
きょろきょろしてみると真っ白な部屋な事には前回とは何の変わりもないが一つだけ変わっている事と言えば
「前は無かった機械が色々置かれているな」
前はと俺の精神を交換して交互の世界に飛ばしてくれる機械しか無かったのだが、今はそれと同様に立派な機器があと二つ置かれている。
好奇心で近づいては見たものの変に触って起動されても困るので見るだけにど止めた。
はいつ頃来るのだろうかと思いながら周りを見渡していた時に、部屋の片隅に何か違和感を覚えた。
何だか、歪んでいるというか何というか。
「もしかして…………」
頭に過ぎった考えで俺のテンションはうなぎ登りで上がっていく。本当かは分からないがその歪んでいる空間に近づいて眺めてみる。
すると転送されている最中なのか身体が少し透けている。だが、モノの数秒で転送が完了したみたいだ。
……が、目の前にいる。
オシャレをして来てくれたのか、通常も勿論可愛いが今の姿は悶え苦しむくらいに可愛い。
だが、今だにギュッと目を閉じているに対して悪戯心が湧いてきた。気付かれないようにもっと近づいてからの目線に合わせるようにしゃがむ。
(俺が目の前に居たら…驚いてくれるか?)
「………あっ!!?うわぁああ…えっ、と、…!」
目を開けて目の前に俺がいると分かった瞬間の目が見開かれる。わたわたとしている姿が可愛くて思わず笑ってしまった。の目をじっと見ながら
「………久しぶりだな、」
俺は嬉しくて、嬉しくて、堪らず笑顔になった。
こんなの、嬉しいという感情を隠せるわけ無いじゃないか……!!
(また君に会えて嬉しい、今度はどんな事を君と話せるのだろうか)