第8章 一日体験〜カラ松視点2〜
「今日は超楽しかったぁ〜!大好き、また時間が出来たらすぐ遊ぼうね!」
「おっけ、時間が出来たらすぐ連絡するわ!」
アニメイトの買い物が終わった後にあのの部屋で見た同人誌というものが置いてあるお店『ごりらのあな』というところに寄って菜穂美さんにが好きそうな同人誌をセレクトしてもらいそれを何冊か購入した。
そして近くのお店で食事をとった後(朝ご飯を食べるのを忘れていたためお腹が空いていた)今日のショッピングはお開きとなった。
帰りも家まで送ってくれるというのでその言葉に甘えさせてもらい、今はのマンションの駐車場にいる。
「今日は本当に誘ってくれてありがとう、楽しかった」
「むふふ〜でっしょ〜?頭撫でてくれても良いのよ?」
「頭撫でて欲しいのか?………ほら」
「…撫でて欲しいのって、いっつも撫でてくるくせに!結構好きなんだよね、に撫でて貰うの。んじゃ、帰るね!早く帰って同人誌読みたいからさ!
あ、あと、今日なんかめちゃくちゃカラ松みたいな喋り方だったね!んじゃ!」
「まじか………じゃあね!」
お互いに手を振る。俺は菜穂美さんが見えなくなるまで手を振っていた。
「確かにたまに素が出ていたかもな……、驚いた時とか。
あぁ、が俺のファンで良かった……」
元演劇部なのにダメだなぁ。と思いながらの部屋のナンバーを思い起こしながら俺は家に帰る為にマンションに向かって歩き始めた。
「おぉ………凄いな。俺が使ってるのと同じ匂いだ。」
今日買ってきたものを見ていた時に香水が出てきてどんな匂いなのかと興味が出て、俺は思わず香水が入っている箱を綺麗に開ける。
香水の匂いを嗅いでみると驚くことに俺がいつも愛用している香水の匂いと全く同じだった。
「本当に凄いな……と、丁度良く便箋が売っていて良かった。これでに手紙が書けるな」
商品を見ていた時に目に入った手紙セット。
「手紙を書くのはまだ後でも良いだろう。
同人誌は………、袋のまま机の上に置いておこう……。うん。ぬいぐるみはベッドの枕元に置いて…」
「……よし」
満足気に俺は部屋を見渡しながら俺の帰りに気付き近づいていてくれたももともかを抱き上げた。