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バーでの出会い

第11章 真実


「え、まだどっかいくの?」


『うん、買い物だよ買い物』


「何買うの?」


『決まってるじゃなーい

服でしょー化粧水にーあ、新作のコスメも欲しい!

あとはー部屋着も可愛いの欲しいなぁー』


「…ごちそうさまでしたー」




恭雅って優しくていいやつだけど、ちょっとやりすぎじゃないかってくらいふざけてくるから
どんな反応したらいいかわからんのよねー


『え、無反応ひどくない?!

ごちそうさまでしたー!』


『ありがとうございましたー』


なんて不思議な野郎だ


『待ってよ!車こっちだよ?』


「え、あ、そうだったか」


『今の面白くなかった?』


「そんな面白いことばっかやろうとして疲れたりしないの?」


『そりゃ頭使うし疲れるよー』


「じゃあやめたら?w」


『紫音の為なら疲れないからやるもん

てか、他の人にはこんなこと恥ずかしくてできないよ


「なにそれ、変なの」



『紫音が元気になってくれれば変なのでいいの、
キモいヤツでいいの』


「そこまで言ってないけどね」


『あれ、そうだった?

ほら、着いたよー』



「買い物と言ったらやっぱここだよねー

なんでも揃うし、結構いいのもあるし」



『だよねー

じゃあ気合い入れていきましょ!ショッピングすたぁと♡』


やっぱメンズのってかっこいいよなー

メンズの着てイケメン女子かめっちゃ可愛い服似合う美少女のどちらかに生まれたかったな


『え、ねえねえ、こっちのジャケットとこっちだったらどっちがイケてる?』


「イケてるってwんーそうだなー」

なんかこういうショップっておしゃれなのいっぱいあるけど、店員さんが話しかけてくるのが苦手なんだよな

『かっこいいですよねーそちらのジャケット』


うわ、思ってたそばから来た

「え、あ、そうですねー」


『彼氏さんですか?』


「え、いや、ちが『そーなんですよ、いつも私服ダサいって言われてたんでいいのないかなーって思ってて』


「は、ちょっと」


『それでしたら、こちらとかどうですか?

彼氏さん細身ですけど肩幅ありますしこちらの方がかっこよくないですか?』


「え?あ、そうですね」


『ほんと?じゃあそれにしようかな』


『他にも何かご覧になられますか?』


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