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バーでの出会い

第4章 ツンデレ


「...ん?」


『起きた?おはよう』


「顔、近くねえですか?」

『そうかな?』

「なんでこんなに近いの」


『ていうか、よくこんな顔近いのに、更に寝起きで驚かないね』


「まだ頭回ってないからかね」

『寝顔もかわいかったよーちゅー』

「!」

『なんで逃げるの!おはようのチューは?!』

「新婚さんじゃないんだから」


『別によくない?かわいいんだもん』


「いや、理由が意味わからんし」


『もー早く布団から出ないと襲っちゃうぞー』

「はいはい、でますよー」


『もー冷めてるな… ?!』(抱きついてきた?!)


「朝、キスは嫌だけどこれなら、いい かなって」


『なに?!このかわいいの!ぎゅーっ』

「うえー苦しい」


『そんなに可愛いのになんで彼氏いなかったんだか』

「普段こんな事しないからね」


『でも、もうちょっと余韻に浸って欲しいよね すぐツンツンになるんだから』


「...うっさい、ご飯食べよ」


『はいはい』



「ごはん派?パン派?」


『ご飯が多いけど、今日炊いてないしパンでいいよ、てか俺がやるよ』


「え、いいよ」


『そう?』

「うん、普通に焼いちゃっていい?」


『うん…ふふふ』


「なに、そんなニヤけてるの、気持ち悪いよ」


『そんなグサッとくること言わないの、いやーね、新婚さんみたいだなぁーと思って』


「そうかな」


『うんー、あ、卵美味しそー』


「いただきまーす」

『いただきます、うん、うまい』


「よかったです」


『昨日もさ思ってたんだけど、そのカッコ、なんかそそられるものがあるよね』


「こんなカッコが?シャツにスエットのズボンだけど...」


『俺はストライク』

「てか、朝から何言ってんの、そんな変態だと思わなかった」


『もー傷つく!もっとオブラートに包んでよー』


「ぷ。」


『なにー!』


「年上とは思えないなーってかわいい ふふっ」


『紫音に可愛いとか言われたくないー「かっこいい!」とか「素敵!」とか言って欲しい!』


「じゃあそれなりの行動をしていただかないと」


『意地悪だなー』


「…」(まあ、もうそのコーヒー飲んでるだけでもカッコイイんだけどなー)

『! なに、俺に見とれてるの?』
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