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バーでの出会い

第15章 大きな問題


_紫音




恭雅と仲直り?した夜


恭雅も寝てて、リビングのソファーでそろそろ深夜のテレビショッピングの時間だから寝ようかと思ってた時


スマホに通知



……浩二


__________

久しぶり、元気だったか?

もう1度話がしたい


空いてる日があったら教えて欲しい






そろそろ浩二とのこともちゃんとしないと


正直まだ会うのが怖い


返信しないことも考えたけど、ちゃんと向かい合わないと


何度も何度も打ち直して



__________



金曜の夜なら大丈夫。







それが精一杯


送信した時にはもうテレビショッピングの同じとこが10回目にさしかかったあたりだった







翌朝、私は恭雅に起こされた



『こんな所で寝てたの?大丈夫?風邪ひいてない?』



彼はまだ眠そうな声で心配してきた


「あ、うん大丈夫」



『ほんとに?』


そういって彼が抱きついてきた


「何?どうしたの」


『つめたいじゃん、だからあっためてんの』





「そっか、ありがとうwご飯食べる?」



『あーうん食べる』



「じゃあ準備してくるから離して」



『やだ…』




「恭雅?」



『わーったよ、離しますよー』




「じゃあちょっと待っててね」









あんなことしてこっちが何も思ってないとでも思ってるのか



まったく計画的か無自覚か…わかんないなー



今日は少し遅く出社する日


恭雅もそうらしい


朝食の準備を終えスマホを確認するが返信は来てないか





『なに?なんか待ち?』



「あ、いや、あの」




これは言うべきか?



でもまあどっちみち言わなきゃいけないんだ



「浩二がもう1回話したいんだって
だからまだ返信来てないけど、多分金曜の夜会ってくる」




恭雅のことだからまた何か言うのかと思ったけど



『…そっか、ちゃんとしないとだもんな』


「うん」



『朝からこんな話もどうかと思ったんだけど、この際だから聞く』




「なに?」




『お前、浩二のこと好きか?』



「え?」


『答えて』



「……」
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