第15章 大きな問題
_浩二
彼女と連絡を取らなくなってから何ヶ月経ったのだろうか
佐倉田というヤツがなにかしようとしていたがどうやら失敗に終わったようだ
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なんで、協力してくれなかったの?!
緒方さんが自分のモノにならなくてもいいの?
なんてメールが来てたけど
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そんなことしてまで彼女を手に入れたくない
そういって無理やり入れられたアドレスを消してやった
真正面から向き合わないといけないんだ
固く決心した俺は紫音にメールを送った
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久しぶり、元気だったか?
もう1度話がしたい
空いてる日があったら教えて欲しい
何度も打ち直してこの3行
一番無難なんじゃないかな
そう思い、送くろうとしたが
送信を押す手が震える
……いいんだこれで、逃げるな俺
送信っ
ああああああ送ちゃった送ちゃった送ちゃった!
ってどこぞの女子だ俺は
なんて返信が来るか、もしかしたら来ないかもしれない
…いや、考えすぎるな
明日は仕事で朝早いし、 もう寝よう
起きてても変な事考えるだけだ