第13章 それぞれの想い
ああ何を言ってるんだあいつは
全部自分のモノにならないと気が済まないってか
昔からそうだ
あいつはバレないようにやってるつもりだけど
全部知ってた…だから断り続けたんだ
まあ、一番の理由は紫音以外の女なんて興味なかったからなんだけど
全く最低な女だ
あ、帰ってくみたいだ
どうやってくるのか最後の方は聞こえなかったけど
どんな手を使ってきたとしても
紫音を泣かせるようなことがあったら絶対に許さねえ
はあ……もう少しゆっくりしていようかな
と思った時メールが届く
知らないアドレスからと浩二……
嫌な予感がする
まずは浩二から
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お前、紫音とシェアハウスしてんだってな
紫音を泣かせたりしてないだろうな?
もしそんなことがあるならすぐに迎えにいくからな
迎えに行くって場所知らねえだろ
知らないアドレス……
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久しぶり、元気だった?
私、佐倉田華奈
高校の同級生だった!
実はね今日浩二さんにあったのそれで色々協力来てもらうことになったの!
あの秘密緒方さんにバラされたくなかったら大人しくしてた方がいいかもね
もしあんなこと知っちゃったら恭雅の事嫌いになっちゃうかもね!
また連絡するね!おやすみ!
あの秘密ってまさか……
なんで知ってるんだ