第3章 3
『・・お土産買ってきてくれる?』
ウルウルした目でローとペンギンを見つめたベニーの表情にペンギンは顔を真っ赤にしていた
不覚にもローも目を見開き直視していた
ペン「買ってくる//!!たくさん買ってきてやる///!!」
シャチ「俺もペンギンに負けないぐらい買ってきてやる!!」
『じゃあ、船番する』
うな垂れながら食堂を後にしたベニーにペンギンは机に突っ伏した
ペン「なんだよあの表情・・あれは島に下ろさなくて正解ですよ」
ロー「そうだな・・」
シャチ「でも素直に聞いてくれてよかったですね、やっと船長の事を上に立てるってのを覚えたんですかね?」
ロー「ふん、当たり前だ、この俺が船長である限り好き勝手はさせねぇ」
部屋に戻ったベニーはベットに倒れこんだが表情はニヤついていた
『シャボンディー諸島か~
船長め、私が諦めたとでも思ったか?私は行くぞ!いざ!シャボンディー!!!』
リュックにガイドブック等を入れわくわくしていた
シャボンディーに到着するとハートの海賊団は島に降りる準備を始めていた
ペン「それじゃあベニー行ってくる」
『気をつけて行ってらっしゃい!♪』
シャチ「おおう?」
半ば強引にロー達は船から降ろされ船を振り返るとベニーは満面の笑みで手を振っていた
ペン「なんかもう少し落ち込んでると思ってましたけど案外大丈夫ですね」
シャチ「船長!帰りはベニーにお土産買って帰りましょうね」
ロー「そうだな」
シャチの言葉に緩んでしまった締りのない顔を戻すかのように咳払いし島の中心部に向っていった