• テキストサイズ

Season~声優さんと一緒~

第9章 ハレイロ(神谷)


「神谷くん、今日車で来たの?」


「スタジオから直で来たからね。」


「そうなんだ。じゃあ、飲めないね。」


「まぁ。でもこうして業界じゃない友人と会えるのは嬉しいよ。」


「そう?神谷くん大忙しだもんね。」



「ははは。有難いことだよ。」

「そうだ。他に誰か来るの?」



「うん。私の友人が一人。」

「最近、仕事が忙しいみたいでストレス溜まってると思うんだよね。」

「自分からあまり愚痴をこぼすコじゃないから、心配でね~。」

「綺麗なコだよ。」



「そうなんだ。じゃあ、期待しちゃおうかな(笑)」



飲み始めて、1時間。


スマホが着信を知らせる。



「あ。紗友だ。出ても良い?」


「もしもし。お疲れさま。」


「もう終わり?」


「どれくらいで来れそう?」


「30分ね。大丈夫だよ~」


「うん。着いたら連絡して。じゃあ。」





「あと30分くらいで着くって。」


「そっか。俺やっぱり帰ろうか?」


「え?それは困る!」


「困る?」


「いや…何でも無い…とにかく!帰っちゃダメ!」


あまりの迫力に苦笑いする。


「分かったよ。」


/ 316ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp