第6章 Naughty(良平)
「乾燥機かけたから、もう乾いてるよ。」
そう言って、良平さんは私にフカフカの服を投げた。
「何から何まで申し訳ありません。」
私に背を向け、寝室の扉を後ろ手で締めながら…
「女のコを酔い潰すなんて、オレも悪かったし。」
「オレはリビングで寝るから。ソファは無事だったしね。」
「あの!」
「ん?」
「私がソファで…」
「いやいや。そこは譲れないよ。」
「でも…」
「じゃあ、一緒に寝る?(笑)」
「………はい…。」
「は?何言ってんの!?」
「見ず知らずの男と同じベッドなんて入っちゃダメだよ。」
「自由と同業者さんなら、風邪なんて引いたら大変ですもん。」
「いやいや。そう言う問題じゃ…」
「駄目です!」
「さぁ!どうぞ!」
そう言って、ベッドをバンバンと叩く。
「ハハハ…面白いコだね。」
「じゃあ、お言葉に甘えて一緒に寝て貰おうかな?」