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Season~声優さんと一緒~

第30章 ring(良平)


「そんなに見てて飽きないの?」

その声に振り向くと、苦笑いをしながら手を差し出す良平さん。

「飽きないですよ。」

「寧ろ足りないくらい。」

「良平さんにも見せてあげますね?」

戯けてみれば笑ってくれる。

「何言ってるの…オレも同じの付けてるしね。」

呆れながらも、そっと左手を私の左手に重ねる。

「ほら。お揃いだ。」

なだめるような優しい声。

頬を寄せる仕草に胸が苦しくなるの。


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