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Season~声優さんと一緒~

第14章 short(達央)


「ただいま」

開いた扉に視線を向けて微笑む。

「お帰りなさい。」


「…………。」

「…………………。」

「…………………………。」

「あの…タツ?」

「髪切ったんだ。」

「うん。」

「………。」

「どう……かな?」

「別に。」

予想外の言葉に視界がぼやける。

「なん…で…」

「この前…から…ずっと……そう………」

「タツにとって…私なんて……」

瞬きをすると涙が頬を伝う。


「もうタツなんて知らない!!!」


私は、リビングの扉に手を掛ける。

「おい!」

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