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Season~声優さんと一緒~

第14章 short(達央)


「暑っ…」

髪を指先で一つに纏め、首元に風を送る。

「ふぅ…髪…切ろうかな。」

「タツ?どう思う?」

「あ?」

「だから!髪切ろうかな?って。」

「どうでもいい。」

プイッと視線をずらし、ソファーにもたれる。

腕を目元に乗せて、「ふぅー」っと大きく息を吐き出す。


「何よ…それ。もう知らない!」

悔しさで、涙が溢れる。
タツの前でなんて、泣くもんか。
唇を嚙み、寝ているタツを睨む。


私は、勢いよくドアを閉め部屋を出て行った。




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