第3章 新たな出会い
タイミングの悪さになんとも言えなくなる
上「あの……タオルを持って来たんですけど」
「ありがとう。あのさ」
上「はい」
「このことは誰にも言わないで」
上「それは誰も知らないからですか…入野さんも」
「うん。知らない」
上「分かりました。あと、良かったらこれ」
上村くんは自分の着ていたパーカーを渡す
「いいの?寒いから着てたんじゃ」
上「大丈夫です!では戻ってますね」
「ありがとう」
久々に優しさに触れた私は笑った
----祐翔side----
店に来てから初めてみた今井さんの笑顔に
僕は一瞬で虜になった
今日は神谷さんから"みゆのために"と言われて
入野さんを応援する為に集まってが
ごめんなさい
入野さんのこと
応援出来ないかもしれません
----祐翔sideend----