第36章 月島蛍は審神者である。
「そりゃ良かった」
ハン、と鼻を鳴らす月島。
山姥切もそろそろコップを持ち茶を飲む。
「それではお二人には出撃をしてもらいましょう」
こんのすけが話に入ってくる。
「月島様あぷりを操作して隊を結成し出撃を選んで下さい」
こんのすけの言葉に月島は再びタブレットと向かい合う。
二人を一番隊に配属する。
「では行って参るぞ、月島、俺が美しいだけで天下五刀と呼ばれているのではないという所、見てもらおうぞ」
「月島、あなたに勝利を……」
フ、フと笑い三日月が立ち上がり、山姥切が僅かにまんば布を避けつつ立ち上がる。
二人は出撃ボタンをタップするとふわりと桜を舞わせながら消えた。
「さあ月島様、二人の初陣です!」
画面の中でダイスを振り方向を定め二人が出撃する。
マスに止まれば画面が切り替わり戦闘に突入だ。
山姥切が索敵し、見つけた敵に対し月島が陣形を指示する。