第6章 事件は起きた【R18】
凛香は無我夢中に走っていた。前に京谷を見つけると一気に速度はましあっという間に京谷に追いついた。
「っはぁ!っはぁ。京谷先輩!」
京「!!どうした」
「京谷先輩こそどうしたんですか?!」
京「どうもしてないけど」
「してるから!てか止まってください!」
京「もう少しで部室だから我慢しろ」
「んな、無茶なー」
凛香はついていくのに必死だった。スボーツは得意な方だが持久走には自信がない。でも思っていたよりもすぐに部室についた。
「ではどういうことか説明してもらおうか」
京「なにがだ?」
「今日は変です!いや、顔とかはいつもと変わってないんですけど!
いつもはぐいぐい来るくせに今日は何もなかった....ッじゃないですか!」
京「.......」
「なんですか。引いたんですか。あたしだって自分でも引いてるんですからなんか言ってくださいよ」
凛香は自分でもわからない間に京谷の事が好きだったのだ。京谷は驚いた様子で凛香を見ていた。当の本人は言ってしまったと口を手で塞いでいた。