第6章 事件は起きた【R18】
結局三人で走っている。先輩達は次々と帰って行きあたし達も帰ろうかとなっていた時だった。
国「京谷さんまだ走ってる」
「本当だ。うわーえらっ」
金「お前も見習えよ。」
「機会があればね」
国「なんの機会だよ」
「わかんねぇ!」
金「そろそろ帰るか!」
国「そうだなー」
「えっ!あたしスルー(笑)」
凛香は前で走っていった京谷が気がかりだった。もう誰も走ってないしいつまで走るのか気になっていたからだ。それにこの頃絡みが少ない気がする。
「あたしもうちょっと走ってく。だからバイバイ!」
国「熱でるんじゃない?」
金「大丈夫か?」
「もうお前らサイテー!早く帰れバカヤロー」
国「じゃあな」
金「じゃあなー」
「じゃあねーん!」
凛香は前で走っていた京谷を夢中で追いかけた。今日の京谷はいつもと違った。教室に来た時も凛香を噛まないで帰ってしまったからだった。
「はえーよっ!京谷先輩のバカっ!」