第6章 事件は起きた【R18】
今日の部活も国見と金田一とともに部室に向かう凛香。今日はどんなに早く行っても3年生達は居ないから安心だ。
「今日は外周だねーガンバ!」
国「人事だな」
「人事だしね」
金「外周はすぐ帰ってもいいんだしマネージャーも走っていいんだぞ」
「お断りします。帰られていた来ます」
国「逃がすか!」
「む!離せ!帰っていいんでしょ」
国「1年の俺らが何もしないで帰れると思ってんのか!」
「お前そういうのどうでもいい派じゃん」
国「さすがに今回は違うだろ」
「しゃあねぇ!あたしも走ってやるよ!」
なぜか一緒に走る事になった凛香。国見は満足げに塩キャラメルを食べている。金田一はというと俺は空気かよと一人落ち込んでいた。
「金田一落ち込むなよー空気じゃなかったからどっちかと言うと二酸化炭素?あたりだよ」
金「変わんねぇじゃんか!」
「あ。ごめん。酸素のほうが良かった?」
金「いや。まだ二酸化炭素のほうがいいや」
「そっか。金田一は二酸化炭素だよ!ドンマイ!」
金「うん。ありがとな」
凛香にはついていけないと思う金田一であった。国見はというと今度は俺が空気かよと塩キャラメルを3つ一気に食っていた。