第3章 あるお昼のこと
その頃及川は凛香からのメールの返信が間違ったものだと知らずに喜んでいた。
及「(やっと及川さんのこと好きになってくれたかー!)」
及川はみんなに報告だと[3年メンバー]のグループのLIMEを開いた。
及川 ちょっと聞いてー!!
岩泉 授業中だぞ!クソ!!
及川 岩ちゃん酷い!!
松川 どうしたんだよ。
花巻 すぐ終わらせろよなー
及川 なんと!なんとね!
松川 なんだよ
及川 なんとね!
花巻 もったいぶんなよ
及川 なんとなんと!なんとね!
岩泉 早く言え!!クズ!クソ!
及川 ふふーん!
及川 今の及川さんならなんでも許せるん だー
花巻 ゴミ
松川 ゲロ
岩泉 うんこ
及川 ちょっと!!
及川 さすがに言い過ぎ!!
岩泉 なんだよ
及川 凛香ちゃんから
及川 ハートマーク付きのメール貰っちゃっ
た☆
花巻 は?嘘つけ
松川 夢でも見たか?
岩泉 ついに目までイカれたのか。
及川 違うよ!本当だから!
花巻 凛香がハートマークなんてつけ るわけ無いだろ
松川 後でそのメール見せろよ
及川 良いよ!
岩泉 じゃあ授業に戻る
花巻 おう
松川 へーい
及川 ホントだからね!
最後の及川のメッセージに既読がつかないまま終わった。
それにしても及川、哀れみ