第1章 ~第一章~二人の日常
「…っ、ユーリっ…、もう許して…」
あれから、かれこれ数時間…私が声を出しそうになる度にユーリは行為を止めてしまうというのを繰り返していた
ユーリ「だってユヅキが声、我慢しなきゃダメだよ?って言ってるのに声を出すから…」
「…っ、あっ…だって、ユーリ…激しっ…んっ…」
(もう本当にダメ…早くユーリと一つになりたい…)
何度も意識を手放そうとする度にそれを止められていた私はとうとう、ユーリを見つめながらぽろぽろと涙を流してしまった。
それを見てユーリは優しく舌で私の涙を拭ってくれた
ユーリ「……本当はユヅキの可愛い姿がもっと見たいけど…そろそろ俺もユヅキも限界だし、一緒になろうか」
そうユーリが呟いた瞬間、私達は一つになり、激しい波が身体中を駆け巡ってそれだけで私は意識を失ってしまった
ユーリ「…っ、あれ?ユヅキ…?」
「……………。」
ユーリ「もう、ユヅキってば…先に一人だけ意識飛ばしちゃダメだよ」
そう言ってユーリはクスッと意地悪な笑みを浮かべて、もう一度激しくユヅキを貫いた
「…っ!!うぁっ…ふっ…ん…やぁっ……」
ユーリ「ユヅキ、まだ夜は長いから今夜も沢山触れ合おうね。…大好きだよ、ユヅキ」
そうしてユーリからの沢山のキスを浴びながら、長い夜は更けていった