第6章 会いたい気持ち
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いつも通り事務所を出ようとすると柿原さんに声をかけられる
柿「なー立花」
小「なんですか?」
柿「あのさ、今度やるイベントあるじゃん。それのチケット残ってるんだよね。関係者席の」
小「そうなんですか?で、それどうするんですか」
柿「いや、えっと・・・」
うじうじと・・・ファンの前でカッコつける柿原徹也は何処にいるんだ、と言いたくなるぐらい乙女に見える
小「どうするんですか?因みにその日彩花の予定はないですよ」
柿「え、まじ!ってなんでそうなんだよ!」
小「違うんですか?」
柿「・・・違くないです」
小「人に頼む時は」
柿「これを彩花ちゃんにお渡しよろしくお願いします。小貫立花さん」
小「了解でーす。承りました」
柿「なんで俺が」
ちょっといじけ始めた柿原さんと違い私はニヤニヤが止まらない
彩花も学園祭以来ため息が多いし、もしかしたら・・・なんて思ってるんだよね
いやー楽しみだな
イベント
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