第5章 学園祭の決着
「え・・・」
部屋の中の2人も顔を見合わせている
急いで音の聞こえた方に向かうと
水をかけられたであろう拓斗と
かけたであろう人物
メイさんがいた
「何してるんですか?」
メ「あ、あんたいいとこに来た。ちょっと楽屋に入れてよ」
「何でですか?部外者の方を入れるわけには行きません」
メ「部外者って私も声優よ。徹也さんに会いたいの。そう言ったらこいつしつこくて」
「あなたは声優かも知れませんが、この学祭としては部外者です。お引き取り下さい」
メ「なんなの!?邪魔なのよ!」
振り上げられた手が勢いより下げられる
直後に乾いた音がするが痛くはない
なんで?
そっと目を開けると拓斗が立っていた