第4章 4
----徹也side----
手を離し走っていく彩花ちゃんを追いかけようとするが
「あれ~徹也さんじゃないですか~」
俺は聞いたことのある不愉快極まりない声に振り向く
「お前」
メイ「わぁー徹也さんに逢えるなんて。ちょっとお茶しませんか」
「断る。俺は用がある」
メイ「立花のところですか?」
声のトーンが少し下がった
「なんで知ってる」
メイ「なんででしょ~?それとも今走ってった子ですか」
「メイ!お前何かしたのか?」
メイ「何もやってませんよ。徹也さんこそあの子に騙されてるんじゃないですか?一般人は芸能人に近づくためならなんでもしますよ?気を付けて下さいね」
それだけ言うと何処かへ行った
「俺はいったい何が出来る」
----徹也side end----