第4章 4
私は今、柿原さんと帰っている
あの後内山先輩から連絡があり
"立花の親が来たからもう大丈夫だ"と
私も帰ろうとすると柿原さんに送ると言われた
「あの、柿原さん」
柿「ん」
「駅までですよね?」
柿「家まで」
「でも私埼玉ですよ」
柿「気にしない」
私の手を引いて歩く柿原さんは何故が笑顔だ
その時メールが届く
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その手を離せ
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「!?」
思わず立ち止まってしまう
柿「?どうした」
「あ、いや」
「ごめんなさい!」
繋いでいた手を離すと私は駅まで走った
迷惑をかけることはできない
そして私は監視されている