第3章 頼ること
「あ」
柿「君は」
草「どーも、柿原徹也サン。草野涼真クサノリョウマって言います。内山さんと彩花も久しぶりー。立花は…まだ寝てるか」
内「お前何しに来た」
草「やだなー怖い顔して。大好きな彼女と友人と先輩に会いに来たんだよ」
笑いながら言う彼は以前とは別人のように思えた
「私は会いたくない」
草「つれないなーお前が別れようなんて言うから来たんだよ。酷いな別れようなんて」
内「お前みたいなのとは彩花は合わない。別れた方がいいと思うけど」
内山先輩の言葉を無視して私の前に来る涼真
草「行こう」
「どこに」
草「さぁ?2人っきりになれるところにね」
ニヤッと笑うと私の手を取る
「!!離して!」
抵抗するが引き摺られるように引っ張られる