第2章 怪しい影
スムーズに決まる訳もなく、明日決めようとなったが、休日とはいえ立花が仕事の為、私と内山先輩はスタジオ近くの喫茶店で仕事が終わるのを待つことになった
内「何時に終わるんだっけ」
「15時です」
内「今16時なんだけど」
「仕事の時間が押すことぐらいあります」
内「なんかお前さ、声優に詳しいよな」
「……」
内「なんで?声優好きとか聞いたことないんだけど」
「声優さん好きですよ。」
内「でも、柿原さんの時あんまりリアクションなかったけど」
内山先輩の質問は鋭かった
確かに学校で声優好きを公言したことはなかった
それに柿原さんのことは知っていたがあまり興味をもたなかった
「だって私は女性声優さんが好きですから」